香川県観音寺市の山頂にある高屋神社の鳥居がその設置されているロケーションから、天空の鳥居と人気になっています。コロナ禍の今、三蜜を避けるため、山道を約2キロ歩いて参拝することにしました。キツカッタ。
まずは、ふもとの下宮へ
観音寺市役所からさほど遠くない県道21号線沿いに、この旅のエントランスがあります。
県道21号線を南方向から接近すると、この昭和紙工観音寺工場前の信号を右折します。
北方向からくると、前記信号より北にこの案内板が現れますので、ここを左折します。
どちらからアクセスしても、この段差がある交差点に行きつきます。ここを右の坂道を登るように進むと、後は道なりです。
この辺りの道から稲積山を見るとこんな風に3つの頂を持っていることが分かります。目的地の鳥居は、真ん中の頂にあります。
ここです。標高407mだそうです。
先ほどの坂道を進んで行くと、もうすぐ下宮に到着です。
下宮の境内地を駐車場に開放していただいています。とても助かります。
本宮、中宮、下宮で構成されています。
この稲積高屋神社は、過去に本宮を麓に移転し再度山頂に戻した経緯があるらしく、そのためか中宮、下宮が存在し、壮大な山岳神社規模になっています。
下宮にある解説板です。登山コースも記されています。まさに、登山でした。
下宮にある鳥居です。この下宮から山頂に向いた方向に本宮が祀られています。石碑には、「遥拝所」(ようはいじょ)とありますので、山頂の本宮まで距離があるためここからお参りもできますという計らいのようです。また、石碑には、本宮までここより十七丁とあります。一丁がやく109mですから1,853mとなります。えー、そんなに。
本宮を目指して出発
本宮まで、要所要所に案内板があります。筆者は、登りに約1時間かかりました。2回は休憩もしたし。
出発してすぐは桜並木が続きます。春は見事なんでしょうね。
しばらく行くとバス停があります。ここに着くバスは、父母ヶ浜や有明海岸などを結ぶバスで、天空の鳥居には行かないようです。天空の鳥居(本宮)までは、土・日・祝日は車の乗り入れができないので、観音寺市が別のシャトルバスを出しています。山の東側から登るようです。
段々勾配がきつくなります。
近くの小山よりまだ目線が下ですけどその内、。。。
どんどん急になりますけど、まだこの辺はコンクリート舗装されています。
トリイから200mの表示。この鳥居は下宮の遥拝場の鳥居を指すと思われます。このため、距離は段々増えていきます。
中宮に到着。拝殿は特にありませんでした。お参りして先を急ぎます。
中宮から本宮へ
600m地点を通過します。
観音寺の平野が随分下の方に見えます。
いつの間にか舗装は途絶え、岩場を歩くようになりました。
通路が崩壊している部分には、鉄板で仮設道が設置されています。
途中ですれ違ったご夫婦です。何度も来られているらしく、全然息が切れていませんでした。こちらは、もうへとへとな状況ですが。もう少し行くと、登山コースを左に外れる脇道があるので、行ってみたらと教えてくれました。
これが脇道です。ブッシュの中を歩きます。夏は、少し大変かも。
視界が開けてきました。
観音寺平野がこんなに下に見えます。出発したころにまだ高く見えていた近くの小山もこんなに下に。今日は霞んでいます。
父母ヶ浜、荘内半島方面です。霞んでよく見えませんが。
いよいよ鳥居が見えてきます。
元の登山道に戻り進んでいくといきなり、石段が現れました。
随分立派です。
おー、何だか威風堂々、整備されている感が漂います。
こちらのご夫婦は飼い犬連れでした。すごい。
見えた。あれが天空の鳥居です。
本宮に到着
太いしめ縄です。筆者も地元の神社のしめ縄づくりに参加させていただいたことがありますが、ここまで太いと、作業は大変です。氏子の皆さんの崇拝する努力に頭が下がります。
境内の案内板には、金運パワースポットとあります。
平日でしたので、車でも本宮近くまで登れます。若い人たちも見学に来ていました。
本宮の脇に駐車場へ続く道があります。
県道49号線からアクセスできるようですが、終盤はかなり道幅が狭くなります。
一躍、天空の鳥居として有名になった高屋神社です。山を降りたところで下宮におられた氏子の方にお話を聞くことができました。今も、この神社は地域の氏子の大切な神社であり、長い石段も多額の修理費で最近補修したとのことです。下宮の境内を駐車場として開放していただいたり、公衆トイレの清掃や長い登山道の管理も大変だと思います。筆者は、物見遊山半分で参拝しましたが、本当にありがたいと思います。掲載した写真のお二人の女性にはポーズをとっていただきありがとうございました。
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