大串半島は、自然の展望台

香川県

ロケーション抜群の地形

さぬき市の大串半島は、今は施設の一部が閉鎖されていますが、30年ほど前は、活気にあふれていた観光スポットでした。でも、今もここから見ることができる瀬戸内海の島々の美しい風景は変わらず私たちを迎えてくれます。

今回は、歩いて接近しました。

ふもとに車を停めて歩いていくことにしました。桜が見ごろです。

岬までは、2キロ程度でした。少し勾配があります。

手前が小串岬、その向こうが庵治半島です。志度湾の美しい海が見えます。

山々が新緑に色づく準備をしています。

瀬戸内海の美しい海と香川県特有の標高の低い山々が続きます。

大串半島の先端付近に近づき、案内板が現れました。

大串半島のメインゾーン

さぬきワイナリーです。

立派な建物です。この日は、営業していましたが、平日のためか客はいないようでした。

ワイナリーの近くから見える東方面の景色です。

芝生広場です。

芝生広場への進入路は、職人の方が樹木の剪定を行っていました。

入り口に、さぬき市コミュニティバスのバス停がありました。志度駅にも行けるようです。大人200円。

かつては、宿泊もできた施設「グリーンヒル大串」です。今は閉鎖されています。私も何度か泊まりました。最後の方は、露天風呂も設えたりして、がんばったんですが、残念です。

敷地の東側の様子です。草が生い茂っていますが、昔は、ここにヤギを放牧して、この草を食べさせていました。

芝生広場からの景色です。すぐ前に見えるのが小豆島の地蔵崎灯台がある付近です。その向こうに小豆島の本体が見えます。

芝生広場先端の展望台です。瀬戸内海の島々の風景がこれほど近くに見れる場所は、ありそうでなかなかありません。

ペンキで彩られたベンチがあります。調べてみると、2016年の瀬戸内国際芸術祭のパートナーシップ事業として、廃校になった学校の椅子に参加者が色付けしたものらしいです。このベンチがとっても今の大串公園にマッチしていて、和やかな気分になりました。後に余韻を残すワークショップです。

たくさんのベンチが置かれています。

西の方角を見ると、目の前の無人島の向こうに豊島も見えます。

建物のフェンスには、MISIAや小田和正さんの手形とサインがありました。どうも、2014年にテアトロン(この後紹介)で開催されたコンサートの際に作成してもらったもののようです。

テアトロンに向かいます。

野外音楽広場テアトロンに向かいます。

テアトロン近くの広場です。遊歩道が整備され、桜の苗木も多く植えられていました。

これが、音楽広場テアトロンです。スタンド席に5000人、芝生席にも5000人受け入れられる規模のようです。今年も、夏にスターダストレビューのコンサートが計画されています。

オートキャンプ場も見学

半島を下って(距離があるので、車で移動)、進むとオートキャンプ場のシーサイドコリドールがあります。手前は、サッカーグラウンドです。

コテージ棟やキャンプ場が用意されています。平成30年7月豪雨の影響で休業していましたが、平成31年3月から再開しています。

広いオートキャンプ場です。水道設備があります。もちろんトイレも。

写真を撮りたいと話すと、管理する方が、「車を駐車場に入れてゆっくりどうぞ。」と気さくに話してくれました。

大串半島は、昔のリゾート開発時代の遺物となっていますが、ここのポテンシャルは、決して侮れないものがあります。実際、数十年先を見越して、桜の苗木をいたるところで植栽していました。例えばひまわりとかチューリップ、菜の花、アジサイなどすぐに華やかになる植物も欲しいところです。話題性のある仕掛けをすれば、必ず、多くの人がここの美しさを見直すと思います。

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