四国最西端の佐田岬半島をドライブ

愛媛県
気の

半島一帯に58基の風力発電が

目の前に大分県が見えてくるほど、瀬戸内海に突き出ている佐田岬半島。一時期の観光ブームは落ち着き、今は、静かで穏やかなミカン畑の半島となっています。地元では、サイクリングも推奨しているようですが、アップダウンが結構激しく、岬の先端までは移動距離も長いことから、車でドライブするのがいいと思います。岬の稜線を走る佐田岬メロディーラインには、舗装路版に工夫がしてありタイヤ音で音楽が楽しめる区間があります。この日も分かりやすいメロディーで楽しめました。

至る所に風力発電の風車が。伊方町のホームページによると、半島には58基の風車が設置されています。「風車のまち」の由縁となっています。

半島に入ってしばらくすると登場する風の丘パーク。

広い駐車場とトイレがあります。風車のすぐ下まで行くことができます。

半島全体の風力発電設備の配置マップがありました。

半島では、みかん栽培も盛んです。作業用のケーブルのレールがありました。

この地点もすでに標高がかなり高く、この日は雲海を見ることができました。

権現山展望台へ

半島の中央付近にある権現山展望台へ寄ります。

細い道を登って行きますが、対向車も少ないため難なく駐車場へ到着しました。

道路から突き出た形で設置された展望台です。

この日は、野鳥の観察をされている方たちがいました。何が見つかるのでしょうか。

本州方面を見ています。気が付くと空にはもう、秋のうろこ雲が現れていました。

三崎港に到着

広い道で行けるのは、この三崎港までです。ここから先は、センターラインがなくなります。写真の中央が大分県の佐賀関間を結ぶフェリー乗り場です。その左の壁がガラス仕様の大きな建物は、「佐田岬はなはな」という伊方町の施設だそうです。道路から見る限りは福祉施設のような様相で、入りにくいのですが、ホームページでは、観光案内所やカフェ、食堂もあるそうです。そういう標識があれば入ったのに。いっそ、道の駅にした方がいいのではと思いましたが。

佐田岬半島の先端に接近します。

もうすぐです。かなり標高が高いところに道路が整備されています。

佐田岬灯台駐車場に到着しました。奥の中央に見える登り坂が展望台への遊歩道です。

こんな道を10分ほど歩きます。

ここが灯台が見える展望台です。幾分、半信半疑ですが。

オー、見事に見えました。ここから見える灯台は、美しい。ここに展望台を作ろうとよく考えましたね。

その灯台へと歩きます。約1時間かかります。

この案内板の向こう側に灯台への遊歩道の入り口があります。1.8キロとの表示が。実際に灯台周辺を見学してここへ帰ってくるまで1時間以上かかりました。勾配がかなりあります。

遊歩道は、きれいに清掃され、道沿いは草刈りもされています。

だいぶん、海沿いまで降りてきました。

一旦、海べりまで降りましたが、灯台などは、向こうの丘にあります。

この岬の先端に灯台があります。

案内板がありました。途中に椿山展望台があります。

展望台の近くにあった「移動式探照灯格納庫跡」だそうです。戦時中に、敵の軍艦や飛行機を発見するための探照灯の格納庫。この岬の至る所に戦争の遺物が残されています。

この階段を登ると、椿山展望台です。

到着しました。結構疲れた。

ここでも、野鳥の観察会が催されていました。

展望台から見る佐田岬灯台です。この後向かいます。

灯台の先に、さらに人が集まっているところがあります。御籠島展望所です。実は、佐田岬の先端に「御籠島」別名、大島という島があります。昔から、岬と島の間は、漁業関係の施設があったようですが、2017年に伊方町が遊歩道を整備し、島の先端まで一般の方も陸続きで渡れるようになったそうです。最近ですね。

灯台に到着。長かった。

最先端、四国の最西端に向かいます。

この柵や向こうに見える遊歩道が最近整備されたもののようです。

あそこが展望所です。

到着です。もうこの先はありません。

こんな風に、灯台が見えるようにくり抜かれています。おもしろい。

こちら側から見る灯台の姿です。航海する船からはこの角度で見ているのでしょうか。

遊歩道の途中にあった案内板です。砲台跡の方にも行ってみます。

長いトンネルの中を歩きます。

先端には、少し狭い展望スペースも。結構、断崖です。うっすら九州方面が見えます。距離的には、大分県の佐賀関までは、10数キロしかありません。

トンネルの脇道に入ると、砲台跡がありました、展示している物はレプリカだそうです。

帰りに、灯台の下の方を見ると、そこにも軍事用のトンネルのようなものがあります。

領海に関する法律上は、佐田岬灯台と向かいの大分県の関埼灯台を結んだ線により、瀬戸内海と太平洋(伊予灘と豊後水道)が区切ら尾れています。その意味では、重要なポイントです。驚いたのは、途中の三崎港の津波用の防波堤の高さです。瀬戸内海の基準とは異なり、高くしかも厚いコンクリートが設置されています。この線で区切られているのは、実態にも沿っているのかもしれません。駐車場から歩くしか灯台には行きつけませんし、アップダウンが激しく、かなり疲れますが、一度行ってみる価値は十分ありそうです。

コメント

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