世界で注目されている瀬戸内
荘内半島の紫雲出山です。もう、40年前から通っていますが、昔は、半島という地形の特性から、花の雑種ができにくいこともあり、半島全体で花の栽培が活発でしたが、従事する方の高齢化問題もあり、今は花畑もずいぶん少なくなりました。しかし、この山から見る瀬戸内海の島々の多島美は、変わりません。そして、今、この瀬戸内海の風景が注目されています。ニューヨークタイムズ(電子版)では、しまなみ海道や瀬戸内国際芸術祭などこのエリアでは、見所が満載していると注目しています。
電車とバスでふもとまで
今回は、花見シーズンでもあり、山頂まで車で行くと大変なことになりそうなので、JR詫間駅まで電車で行き、そこから山のふもとまでバスで移動しました。
詫間駅までJRの電車で移動しました。
久々に降りましたが、何となく安心する懐かしい駅です。
駅前では、三豊市のコミュニティバスが連携しています。できるだけ、電車の到着時刻を意識しているダイヤとしているようで、全くストレスはありませんでした。
バス停にも、ニューヨークタイムズに掲載された写真が貼ってありました。
コミュニティバスの中です。小型のバスですが、新しい感じです。
車窓からも海がよく見えます。香川高専付近では、桜も美しい。
詫間駅からのバスは、大浜バス停で降ります。ここから山頂への登山道があります。
さすが、浦島太郎伝説の庄内半島です。大浜バス停の側の郵便局玄関には、その石像がありました。
乗ってきたバスは、細い路地を器用に次の目的地に進んでいきます。
大浜バス停近くにあった案内板です。
いよいよ、山を登ります。
降りたバス停から細い路地へと入っていきます。
途中に古いけれども威厳のある建物がありました。
表札を見ると「荘内村役場」とあり、昔の村役場の建物でした。
路地には、四国のみちの案内板があり、誘導してくれます。
しばらく行くと、「紫雲出山大浜登山口」の木製標識がありました。山頂までは、約2.5キロです。
最初は、緩やかな道だったんです。これなら、楽勝だと思っていました。
この奥に砂防ダムがあり、その建設時に整備されたと思われるコンクリート道路が続きます。
途中に、イノシシ対策の仕掛けがありました。
砂防ダムまで来ました。行程の半分程度でしょうか。
段々、勾配が急になります。この辺りから、歩いて登ることにしたのを後悔します。休憩が増えます。
道も険しくなってきました。
途中から見える景色です。ずいぶん高い所まで来ました。山桜と島々の緑が調和しています。
大きな樹木が山道に倒れていました。その下をくぐって進みます。
急に、空が開けました。どうやら、舗装道路と合流するみたいです。
ここに階段は、続いていました。ここからは、車道を進みます。
法面工事の側を通ります。
やっと、駐車場に到着しました。駐車場には、すでに車や人がいっぱいでした。
ここから、景色が変わります。
朝の早い時間でしたが、桜を見物に来ている方がいたるところにいました。
桜の下に広がる緑は、梅雨時に紫の花を咲かせるアジサイです。
芝生と桜を対比できるエリアもありました。
もう少し足を延ばしてみました。
登ってきた道を下るのが一番楽でしたが、せっかくなので箱峠に行ってみることにしました。1.9キロです。
最初は、下るだけだから楽だろうと思っていましたが。
途中から登りエリアがあり、汗だくになりました。
途中の休憩所です。
こんな景色が見えます。
やっと、舗装道路に出ました。
下から見ると、向こう側の紫雲出山と帰りに通ったこちら側の箱峠がよく分かります。
近くの箱のバス停から、大浜までコミュニティバスに乗ります。
大浜のバス停です。待ち時間がほとんどなく、ここから詫間駅へのバスが来ました。
この辺りのストレスのない乗り継ぎは、三豊市のコミュニティバスはがんばっています。
コミュニティバスを乗り継ぐ際に、乗継乗車券を運転手が手渡してくれました。乗り継ぎをしても最初の100円だけで乗れました。
荘内半島、特に紫雲出山は、これまでにない注目度だと思います。それほど、ニューヨークタイムズに写真が掲載されたことは、ビッグニュースでした。確かに、この景色を私たちは節度を持って、守っていかなければと思います。それにしても、荘内半島に来るたびに、山本コウタローとウイークエンドの岬めぐりという歌が、思い出されます。いい歌です。
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