JR四国バースデイ切符。電車で四国一周  愛媛県方面

船や鉄道もいいなー

JR四国バースデイ切符を使ってみました。

JR四国の企画切符、「バースデイ切符」は、13,000円でグリーン車乗り放題というものです。期間は3日間。その間なら、乗り放題でグリーン車に乗れます。今回は、インターネットで申し込み、その際、乗りたい特急の座席指定もお願いしました。郵送で切符一式が送られてきたのが写真の状態です。下の地図は家にあったものです。なお、JR四国の電化区間は、瀬戸大橋線と予讃線の高松、伊予市駅間、土讃線の多度津、琴平駅間のみです。正確には、電車で四国一周はできないので気動車も含めたルートになります。

今回の行程図です。1日目が結構きつかったんですが、後は、ゆったりできました。特に、最終日の徳島編は、徳島駅から牟岐駅までの特急が、1日1往復のみということで省略したので、移動距離は短くなりました。

1日目は、愛媛県に

旅の出発は、坂出駅。

午前7時1分のマリンライナーに乗ります。

2階がグリーン車です。

朝の瀬戸内海を見ながら瀬戸大橋を渡ります。

1駅目の児島で早速降車。松山行きの特急しおかぜに乗換えます。とにかく、四国内のグリーン車はそれほど多くありません。貪欲に1駅でも乗って行きます。児島駅で、JR四国とJR西日本の乗務員が交替します。写真は、児島駅に到着していた高知行きの南風です。

松山行き特急しおかぜのグリーン車の様子です。3列シートになっていて、私は1人だったので、JR側が1人用のシートを指定してくれていました。

二人用と一人用。在来線ではよくあるレイアウトらしいです。

先ほど渡ってきた瀬戸大橋を再度渡って、四国に帰ります。朝日に浮かぶ島々です。

今治を過ぎ、伊予北条の手前の太陽石油コンビナートです。すぐ側を通ります。

今治を過ぎた辺りから、トンネルが増えます。単線区間です。こんな風景がローカル線ならではの貴重なカットです。

松山駅でのしおかぜです。先頭がグリーン車です。

宇和島行きの特急宇和海に乗り換えます。

この時点で、約3時間電車に乗っています。

宇和海は、グリーン車用の専用車両はありません。普通車の座席指定席があるだけです。

しかも、車両の途中で、自由席と指定席が分けられています。まあ、乗客が少ないとこうなるのかも。

伊予大洲駅で降りました。

宇和海は、伊予大洲駅を出て、終点の宇和島に向かいます。

伊予大洲駅の様子です。これはこれで、風情があって付近の風景に溶け込んでいるのではと思います。

この伊予大洲駅から1日目のメインでもある、観光列車「伊予灘ものがたり」に乗ります。

伊予灘ものがたりにも乗ってみました。

2両編成で、どちらも室内は良く似ていて、こんな感じです。2人用、4人用のテーブル席と1人でもくつろげる窓側のカウンター席がレイアウトされています。私は、カウンター席に。この伊予灘ものがたりは、予讃線でも海岸方面を走ります。予讃線は、松山、伊予大洲間を内陸の内子方面を走るルートと海岸方面を走るルートの2つが併走するユニークな路線です。

こんなランチョンマットが席毎に用意されていて、スタッフが案内してくれます。

この方達が、この日のスタッフの皆さんです。加えて、奥の調理室にもたくさんの方が忙しく段取りしていました。

丁度、お昼時だったので予約していた方には弁当が配られました。結構豪華でした。

私は、ここぞとばかりに、ビール、カクテル、焼酎と飲みまくり。

お店にいるのと同じように、注文すれば、いろんなお酒をつくってもらえます。

沿線では、地元の方々が盛り上げます。

主に、伊予大洲駅から長浜駅間でがんばっています。しかし、これが毎日だと大変だと思います。お疲れ様です。

この日も暑かった。多分着ぐるみの中は、汗だくだと思います。

思わず、車窓から手を振りました。

長浜駅近くでは、中央部が開閉する長浜大橋が見えます。

こちらも写真を撮ってますが、あちら側からも撮ってます。

下灘駅では、10分程度停車して降車もできます。みなさん記念撮影に夢中です。

この列車を見ようと駅で待っている観光客の方も大勢いました。これは、2号車の黄金の章という車両です。

スタッフの方も地元の皆さんとお話をして休憩します。毎日なので顔なじみなんでしょうか。

こちらが、私が乗ってきた1号車の茜の章という車両です。

デザインや配色的には、他の路線にない観光列車ならではのもので、写真でアップしたい気をそそります。

駅の側には、臨時のコーヒーショップが出店していました。バイクチームも見学に。

途中の駅で、乗客が休憩している間に、車両の食料などの入れ替え作業を行っていました。お疲れ様です。松山駅ではなく、ここの駅でしておかないと、多分、スムーズに進行できないんでしょう。

再度、出発して松山駅に到着しました。ここで観光列車は終了です。

降りるときに、伊予市からのお土産ということで、びわ葉茶をいただきました。

再度、予讃線で宇和島を目指します。

松山駅で、再度、特急宇和海に乗ります。がらがらでした。

松山から南下すると、田園地帯が続き、田んぼの中にわらで作った巨大マンモスが現れました。遊び心満載です。

宇和島の海が見えてきました。

松山から、1時間20分で到着です。

宇和島駅前の様子です。

駅のロビーに予土線45週年の記念イベントのポスターがありました。この先頭の車両、ネオ四国新幹線のホビートレインにこれから乗ります。

予土線をホビートレインで走ります。

ホームに入線してきました。後方向なので、ライドが赤色です。

これに乗ります。1両編成の普通列車です。すなわち、各駅停車です。グリーン車どころか指定席もありません。

車両の内部は、こんな感じです。紺色で統一されていて、何かサロンのようです。

壁面に鉄道模型が展示されています。

予土線は、宇和島駅から窪川までを四万十川沿いも走りながら結びます。山間部が多いので、トンネルも続きます。

途中で、トロッコ列車と行き違いました。

横を流れるのは、四万十川です。

江川崎駅も通ります。

窪川駅に到着しました。宇和島駅から2時間15分かかりました。少し疲れます。折り返して宇和島へ向かうので、行き先プレートがすでに替わっています。この列車はワンマンカーなので、仕事がたくさんあります。

窪川駅から宿毛駅を目指します。特急あしずりです。土讃線は、窪川駅までですが、土佐黒潮鉄道が乗り入れしているため、JRの特急で、このまま宿毛まで行けます。

あしずりのグリーン車です。2プラス1の座席配置になっています。この日は、宿毛で1日目を終了しました。19時4分宿毛駅着でした。結構疲れました。続きは、2日目、3日目で紹介します。

JR四国は、思い切ってグリーン車乗り放題の企画を提案しています。他の鉄道会社では無い企画だと思います。実際には、徳島方面などはグリーン車両が無く、普通車の座席指定になりますが、それでも十分ゆったり四国内を旅することができました。伊予灘ものがたりは、人気があり、乗車しているのは年輩の方が多く、一度記念にというところでしょうか。ただ、食事がかなり高額なので、リピーターは躊躇するかもしれません。食事で気がついたのは、このごろ、駅では昔の駅弁をほとんど売っていません。今回の旅では、高松駅ぐらいでした。ほとんどの駅にコンビニが配置されていて、そこの弁当を買うようなシステムになっています。新幹線のホームのようにどこでも弁当を買えるような期待をしていたのですが、時代は変わりました。

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