四国カルストに車で最良アクセス

ここに行ってみたい

高知県と愛媛県の県境にまたがるカルスト台地

四国カルストは、県境をまたがり、東西約25キロにわたる地域で、標高は1400メートルと、周辺のほとんどの山頂が見えます。約3億年前の海底が隆起してできたといわれ、山口県の秋吉台や福岡県の平尾台とともに有名。遠方には、風力発電のプロペラが20基立つ風の里公園が見えます。

今回は、いろいろ調べた結果、高知県側から登って行くことにしました。一番、走りやすいルートらしいです。

須崎中央インターを降りて、国道377号を走ります。右手の山の山頂に風の里公園の発電風車が見えます。

しばらく走ると、天狗高原入り口の看板がある三叉路に到着。ここから右折して、天狗高原を目指します。

この三叉路には、地元消防の津野山分署があります。

さらに、バス停もありここまでは、何とかバスでも来れそうです。しかし、ここからの距離が長いため、ここで降りても歩いては行けません。

登って行く道は、こんな感じです。場所によっては、さらに広い部分もあります。

かなり整備された道路です。幹線林道という道らしいです。

途中に休憩場所が

途中にある穴神トンネルです。ここを抜けるとすぐ休憩スポットが現れました。

天狗荘まで13キロ地点の標識が。まだ、13キロも山道を走るとは。

休憩して写真でも撮りなさいと案内しています。

もうすでに、かなりの標高まで登ってきています。

今日の目的地、天狗高原に着きました。

まずは、天狗高原にある宿泊所兼休憩所の天狗荘によりました。駐車場は、平日でも車がかなり停めてあり、バイクも多かったなー。

天狗高原の案内板です。四国カルストは、この天狗高原のほかに、宇和島よりの姫鶴平、五段高原などがあります。今回の探訪は、天狗高原をゆったりと。

天狗荘の中の休憩スペースです。外の景色も存分に楽しめます。多分、冬の寒い日にはここがいっぱいになるのでは。

シカの剥製。地元の猟師の名前が記載されていました。この辺で狩猟したんでしょうか。

いざ、天狗高原へ

高原の中を道路が整備されていて、途中、駐車場もあります。

県境の案内板の前で、自撮りする方が。確かに、四国カルストならではの風景です。

どんな風に撮れたか気になります。

遊歩道が巡らされていて、散策して一周できるようになっています。

ススキの中で奥様の記念写真を。大切な思い出ができました。

これだけの草原ですが、バッタやコオロギ等の虫は見かけませんでした。しかも、ゴミが落ちてなく、とても快適でした。

ところどころに野生の花が。黄色いのは、キンミズヒキでしょうか。

こんなに高いところで、絶景を背に草をはむ牛たちです。でも、日よけの場所が無いので、夏は暑いし、冬は寒いのでは。牛にしたら、どっちでもいいか。

帰りは、303号線を下り松山へ

もう一度、天狗荘に帰り、レストランでお茶を飲み休憩。その際、スタッフの方にこれから松山に行く旨伝えると、この建物のすぐ裏を通り、303号線を通ればという話に。結構、厳しい所もあるけど、何とか成りますよとの助言もいただきました。早速、スタート。

これくらいの狭いところは序の口で、途中、写真も撮れないほどシビアな場所が何箇所もありました。幸い、対向車が無かったので、私でも無事に麓までたどりつけました。

国道440号の面河川に架かるループ橋です。見えている道路を高低差調整のため1周します。ここまで、おりてくれば、安心。しかし、ここから松山までまだ、30キロはありました。

今回、初めて四国カルストを探訪しました。車で行ける場所としてはかなり高い標高だったと思います。石灰岩が露出したカレンフェルト、浸食作用でできた窪地のドリーネという特有の地形も珍しく、さらに、この太古の歴史を物語る高原で、泰然と草をはむ牛の様子を見て、何気に大きな深呼吸をしました。

2021年の四国カルストの様子はこちら

コメント