スキー場のゲレンデ近くに設置された木製のブランコ。標高1000メートル附近の山頂、しかも見晴らし抜群のロケーションから「天空のブランコ」として注目されています。
車で雲辺寺を目指します。
四国霊場88か所の第66番札所雲辺寺に隣接することから、まずは雲辺寺を目指します。ここは、香川県観音寺市大野原町からロープウエイで登るものと思っていましたが、よく調べてみると山頂まで車で行くことができるとのこと。ルートはいろいろありますが、一番走りやすそうな三好市側からアクセスすることにしました。
国道192号のこの交差点を山側に入っていきます。信号はありませんが、雲辺寺の標識があるので分かりやすい。
こんなにきれいな花が咲く道が続きます。予想外に道幅が広くしばらくの間快適に走れました。
山頂までの途中に美しい田園風景が
四国でも多くの山間部で人口が減少していく中、この辺りは新しい家も建ち、田んぼや畑も遊休地がほとんどありません。日差しが降りそそぎとても住みやすそうな地域でした。地元の皆さんが頑張っているんですね。
しだれ梅が咲くこちらのお宅があまりにも快適そうだったので、少しお話をうかがいました。なんとご主人は外国の方で、ハワイから移住してこちらに家を新築したとか。建築する際にもハワイテイストを意識したそうです。この風景の魅力が外国の方にも伝わるのが何となくうれしい。
先を急ぎます。
途中、急カーブや道幅が狭くなる区間もありますが、おおむね快適です。
雲辺寺に近づいてきました。ここから道を右に入り多分、公道ではなくお寺の進入路になるんだと思います。
ここが終点。雲辺寺の駐車場です。なんと枠は5つしかありませんでした。この日は平日でしたが、休日とかにラッシュで駐車するときは途中の道路沿いに置くようです。
看板が二つ。協力金名目で500円納めてね。まー駐車場代ですね。車上荒らしもひどいとか。
後ほど、お寺の受付で500円を納めると、開運箸をいただけました。
駐車場からお寺までの杉林の道です。おごそかです。
遍路道を歩いて登ってこられる方もいます。歩いている方にお話を聞くと、1時間半くらいの道のりだそうです。すごい。
雲辺寺です。
山門付近から、剣山を見ています。山頂に雪をかぶっています。
隣接するスノーパーク雲辺寺
香川県内では標高が高い部類に入るためスキー場が開設されていました。しかし、このスキー場は令和2年末の営業を中止し閉鎖が決まっています。もともと人工雪など設備費がかかる上に、コロナ禍で来場者も減少したことが要因とか。
この日も少しだけ雪がありました。
そこに新たに設置したのが天空のブランコです。
この日は、雑誌の写真撮りでしょうか。モデルさんとカメラマンなどのスタッフさんが大勢集まっていました。山頂にブランコというのは何となくベタなところもありますが、いっそこのネタを基に映画作成まで行けたらいいのにと思います。「世界の中心で愛をさけぶ」でも恋人が語り合うシーンでブランコが登場していますが、ここも映画に使えば。
近くの毘沙門天展望台へ
山頂にある展望台です。この毘沙門天の中に入っていきます。
通路がらせん状になっています。
屋上から見える四国中央市です。
霞んでいましたが、遠くに瀬戸大橋も見えます。
展望台にはつららができていました。やはり平地とは温度が違うようです。
県境 標高1000mの標識があります。山頂は徳島県と香川県の県境になっています。
ロープウエイも見に行きました。
料金は大人往復2200円です。雄大な景色が見えそうです。小豆島の寒霞渓や宮島のロープウエイに匹敵する素晴らしさ。
ここが山頂駅です。
麓からやってきました。20分ごとの運航だそうです。
この写真が、雲辺寺山頂のスキー場からブランコを中心とした新しいリゾートへ変遷する象徴かもしれません。手探りですけどそこが四国ぽくってすごく応援したくなる場所です。
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