アートで注目の直島を歩いて一周

香川県

今、海外からも注目されている瀬戸内、その中でも直島の美術鑑賞客は後を絶ちません。瀬戸内国際芸術祭の開催中は、すごいラッシュなので遠慮させていただき、今回、直島の街を歩いてみました。島によくある高齢化や空き家などの風景はなく、飲食店や美術館関係、港の施設などに多くの若い人達が働いていて、最近建築したような家屋や店舗も数多くありました。人気がまだまだ続いている様子です。

瀬戸内国際芸術祭が終わり、訪れる人も落ち着いたので

高松港から10:14分発の宮浦港行きフェリーに乗ります。

往復で、大人990円でした。

利用するフェリーは「あさひ」です。かなりきれいな新造船です。

そんなに多くないだろうと思っていた観光客ですが、結構いました。ほとんどがその言葉から台湾や香港、中国からの方のようです。

「あさひ」の内部です。これは、本当にきれいでした。

窓際の席は、カウンター式で海に向いています。こんなフェリー今までになかったですよね、

標識版を確認すると、この船はできてまだ2年目です。新しいはずです。

直島までの途中、この日は天気が良かったので、瀬戸大橋を見ることができました。

いよいよ、直島の宮浦港に入港です。

直島に上陸します。

宮浦港に常設されている、草間彌生氏の「赤かぼちゃ」です。みなさん、まず、ここに写真を撮りに行きます。

港にある海の駅「なおしま」の内部です。観光案内所や売店、コインロッカーもあります。スタッフも多く、大勢訪れているんだなーというのがよく分かります。

多くの方が、海の駅の前からバスに乗って、目的地に向かいます。

これが、そのバス。大人1回100円です。後払いだそうです。私は、この日歩いて1周するので、利用しませんでしたが、このバス、ラッピングに力が入ってますよね。

まずは、腹ごしらえと

港のはずれにあったうどん屋を見つけました。「木の崎うどん」。讃岐人のさがですね。味を確認したくなります。

よくある、セルフうどん店のカウンター仕様です。

行った時は、御主人1人ですべての対応をしていました。実は、直島には、食事をする場所が結構な数あるみたいで、しかも、岡山にも近いことから高松のようにはうどん人気が高くないのかもしれません。

かけうどん小とかき揚げです。440円だったかな。味は、とてもおいしく、高松港にあっても十分人気店になるような出汁でした。

それでは、歩き旅スタートです。

早速、木の崎うどんの前にある作品、直島パヴィリオンです。

このコースで歩いていきます。

宮浦港近くにあるレンタカーです。

この道を行きます。今回の歩き旅の道は、全般的に歩きやすく、歩道が整備されている箇所もかなりありました。

直島に唯一あるコンビニです。

道沿いに、人気スポットの案内板があります。

まず、到着したのは本村地区の家プロジェクトの作品です。このプロジェクトの作品は、計7軒あるらしく、その内の一つです。空き家を改修して作品化するようで、中には入りませんでした。

本村地区を散策

直島町役場がある一帯が、本村地区です。ここは、民家も多く、民宿や喫茶店を営む人も多い地区です。街の路地路地に発見があり、多くの観光客が散策しています。

本村町役場の建物です。何をイメージしてるのかはよく分かりません。明治建築風のような感じもしますが、違うなー。

役場の前に設置されていた、本村地区の案内板です。いろいろありますが、押さえるのは安藤ミュージアムでしょうか。

歩いていると、こんな石垣の塀を見つけました。

路地はかなり細く、歩いてなら移動できるものがほとんどで、車両が通れるのは限られています。細い生活道路まで観光客が現れることに、住民の方は戸惑っていないのでしょうか。街に活気が戻るということと、日々の生活のバランスをとることに腐心するような気がします。

塀やシャッターに描かれた案内板もあります。

こちらが安藤ミュージアムです。この後行く安藤忠雄氏設計の地中美術館の構造や建設までの様子を紹介している建物です。中では、一切写真撮影ができないので外観だけ・・・。

建物の中に入るには、鑑賞料が必要で、大人520円でした。これは、受付でいただいたパンフレットの内容です。建物名部の写真は、一切撮ることができませんでした。

本村地区には、喫茶店がいっぱい

建物を改修したらしい喫茶店が、いっぱいあります。直島観光客が増加したからですね。

次のつつじ荘地区まで歩きます。

島の南側の海岸に海の家つつじ荘という宿泊所があり、その付近まで歩きます。宮浦港から、つつじ荘までは、港で見た町営のバスが運行していて、つつじ荘から先の地中美術館までは、ベネッセの無料バスが走っています。

ここからの道も、整備されていて若干坂道ですが歩くのに支障はありません。

途中から、海が見えてきました。向こうに見えるのが豊島です。

坂を下って、海沿いの遊歩道を歩きます。

漁船の整備をしています。

歩いて島を巡っているのは、私だけではなく外国人のカップルもいました。楽しそうです。ひがみではありません。

つつじ荘のバス停に来ました。ちょうど町営バスが着いて、宮浦港方面へ引き返していきます。

草間彌生氏の「南京」が人気

海沿いの突堤に設置された南京です。ひっきりなしに女性の観光客が写真を撮っていました。直島の人気は、実は赤カボチャや南京の草間作品かもしれません。

つつじ荘のバス停から歩行者専用道路が続いています。

見て、触れて、写真が撮れるのが当たり前のようで実は一番大事なのかもしれません。

地中美術館を目指します。

途中にあるのがベネッセハウスパークです。ホテルですかね。

ヤシの木がある道を進みます。

途中、いくつもの作品が設置されています。その作品が主張する意味は分かりません。

ベネッセハウスミュージアムです。中には、入りませんでした。

リ・ウファン美術館です。

結構歩いて、地中美術館チケットセンターに到着しました。バスもここまで運行しています。このチケットセンターで料金を支払います。大人2,100円でした。今日は、来館者は多いんですかというお話をしましたが、やはり冬場は、少なくなるそうです。

チケットセンターの中の様子です。スタッフは頑張っています。感じよく説明していただきました。

チケットセンターを出て、地中美術館まで50メートルほど歩きます。車道の横にある地中の庭です。

地中美術館の入り口です。係員が立っていて、一様の説明をしていただきますが、特異だったのが、建物の写真もダメですということでした。ホームページには、かなり内部の様子が掲載されています。モネの作品は、とにかく大きかった。自然光で見ることができるというのがPRポイントのようです。

鑑賞の後は宮浦港まで歩き、1周完成

ここから宮浦港までの道は、景色がよかったなー。夏場は、日影がないのでちょとバテるかもしれませんが、この時期は歩いて1周するのもいいかもしれません。

港が見えてきました。もう、帰りのフェリー「なおしま」が着岸しています。

この「なおしま」も新しい様子で、調べてみると進水から5年目ぐらいの船でした。

今回は、高松港を拠点にしましたが、外国人はやはり多かった。他の島と違って、直島行きに使うフェリーがどれも新しく、大型で豪華なのが人気なのかもしれません。いい思い出を作ってください。

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