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その面影を探す人は、今は少ない。
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昭和59年に製作された映画瀬戸内少年野球団は、作詞家阿久悠さんの自伝小説が映画化されたもので、本来の舞台は。阿久さんの出身地である淡路島ですが、ロケ地は真鍋島だったようです。今回、この島を訪れる前に、ユーチューブで、もう一度この映画を見ました。終戦直後の日本の混乱は、瀬戸内の島の住民生活や子供たちの学校教育に大きな影響があったというもので、主演の夏目雅子さんが演じる先生役に昭和のひた向きな女性の姿を見て、改めて感動しました。
電車で、笠岡駅まで行きました。
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まず、坂出駅からマリンライナーで岡山駅まで行き。
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岡山駅からは、山陽本線三原行きの普通電車に乗換え。
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笠岡駅に着きました。
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駅前に笠岡港の案内表示がありました。近いので歩いていけます。
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これが、笠岡諸島の各島へ渡る船の切符売り場です。
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切符は、自動券売機で買います。笠岡ー真鍋島の片道は、大人1020円でした。
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こんな風に、皆さん出航の時刻を待っています。
ホワイトスター2号に乗ります。
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平日ということもあり、乗客は、それほど多くありません。最終の真鍋島まで渡ったのは、この内の、4名でした。乗る船は、左側です。
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これに乗ります。
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80人も乗れるようです。
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船内は、こんな感じです。約1時間の乗船ですが、快適でした。
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出航してすぐ、笠岡湾内のカブトガニ博物館の側を通ります。思わず、付近にカブトガニが泳いでいないか探してしまいました。
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笠岡諸島の最初の寄港地高島に到着。あっという間に出発です。
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次の白石島では、フェリーが先着していました。
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のどかな瀬戸内海の風景です。向こうに見えるのは、四国です。
最終の真鍋島に着きました。
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港に接岸。
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地元の方のほかに、カメラを持った人もいます。今は。猫島としても有名です。
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大切な荷物を降ろします。
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船の切符売り場です。帰りの船の切符は、ここで買います。
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建物の中は、まさに昭和。のんびりします。
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ドアに笠岡市の観光ポスターが貼ってありました。これから行く真鍋中学校の廊下のようです。キーワードは懐かしさ。でも、映画ロケの話には触れていません。もう、昔過ぎるのかもしれません。
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海岸沿いの風景です。この雰囲気は映画にもあったような気がします。
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港にあった防災無線の拡声器と消防屯所の火の見やぐらです。島で災害が発生した時は、当面は住民対応になるので、大切です。
真鍋中学校に向けて散策
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分かりやすい手書き標識がいたるところにあります。
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猫も案内してくれるようです。
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港から10分くらいで到着。小学校と中学校が一緒になっているようです。学校のホームページによると今年度の全中学生は3人だそうです。門は、開けられていて、側道は、自由に通れるようです。
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学校の掲示板です。学校通信が貼ってありますが、タイトルは、ようこそ真鍋中学校へとなっています。訪れる人たちを大切に迎えようとしています。どこでも治安上、部外者を校内に入れないようにするのが当たり前の昨今、島の人たちは、訪れる人を大切にしようとしています。
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校舎の壁時計です。
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近くの側道から見せてもらいました。昔は、どこでもこんな木造校舎でした。
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窓から、中の様子を見ることができました。学校を紹介する資料によれば、先生に声をかければ、中も見学できるようですが、さすがにそれは、遠慮しました。何せ、授業中です。
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中学校を離れて近くも確認。島で有名なホルトノキ。
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島の郵便局です。
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診療所もありました。
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近くの山から見た全景です。のんびりしています。この島では、訪れる人をこの島なりのおもてなしをしています。映画ロケ地の話題にたよらず、今は猫島と懐かしい昭和の雰囲気を感じてほしいと。
北木島へ寄って帰ることに
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真鍋島から北木島へは、時間の都合で高速船に乗ります。
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近いので500円でした。
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船の乗務員の方から、北木島は歩いてすべてを見るのは無理。自転車が必要とアドバイスをいただいたので、船を下りてすぐ、レンタサイクルを借りました。500円。
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島の商店街です。
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昼食を食べに、港近くの食堂港やさんに。サインがいっぱいありました。やはり、お笑いコンビの千鳥の大悟さんの出身ということもあり、テレビロケが増えたそうです。
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船が着いた大浦港から2キロ離れた豊浦港まで自転車で飛ばしました。何を叫んでも誰もいません。
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北木島は石の島です。いたるところに石のモニュメントがあります。
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今も石の加工をしている業者さんがいます。港には工場の音が聞こえます。
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豊浦港の港のモニュメントです。
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港近くの公会堂の建物。これも大切に保存しているようです。
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休憩するため、石の博物館併設の喫茶店へ。
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こんなハワイアンな雰囲気でした。
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窓からは石の恐竜が、ガオー。
夕方が近づいたので、笠岡に帰ります。
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笠岡行きの普通船が大浦港に入ります。
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笠岡諸島を満喫。北木島から乗った乗客に、乳児を連れたお母さんがいました。港で3歳くらいのお兄ちゃんから、「お土産買ってきてね。待ってるよ。」と手を振って見送られていました。なんだか、この子の純朴さが私の今回の一番のお土産になりました。
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また、いつか行ってみたい笠岡諸島です。
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